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図面 JA-13
図面 13掲示場所・向き・大きさ

避難経路図はどこに貼る?

貼る場所は、宿泊室の中の見やすい場所が基本です。図の向きは、掲示の前に立った人から見て正面にあるものが図の上。大きさや高さは、市によって決まりがあります。

東京・大阪・京都・名古屋・札幌・福岡の条例と消防局の資料(2026年10月に確認)を比べました。

見本見本の避難経路図(日英併記)。2LDKの民泊の間取りに、玄関から避難階段への経路とバルコニーの避難はしごへの経路、現在位置、凡例、火災の伝達方法と避難上の留意事項が入っています。
見本:民泊2LDK、A4横。EvacMakerの実際の出力です(間取りは架空)。見本

見本をダウンロード:PDF・PNG

図面 01貼る場所

都市ごとの掲示場所と大きさ

都市貼る場所大きさ・高さ
東京都宿泊室内の見やすい場所(東京消防庁)資料には書かれていません
大阪市宿泊室ごとに、室内の見やすい箇所(条例第52条)資料には書かれていません
京都市客室、廊下、階段、ロビー等(条例第54条の運用基準)定めなし。一目で現在地と経路が分かること
名古屋市客室、廊下、階段、エレベーターホール、フロント及びロビー(指導基準)各室おおむねB5以上、廊下などおおむね50cm角以上。高さはおおむね目の位置
札幌市客室、廊下、待合所等の見やすい箇所。階ごとに掲出(条例第59条の2・規則第12条の6)規則の別表で幅60cm以上・長さ80cm以上
福岡市宿泊室の見やすい場所(消防局Q&A)資料には書かれていません
全国(消防庁)玄関ドアなど分かりやすい場所。居室内に掲示リーフレットには書かれていません
「資料には書かれていません」は、決まりがないという意味ではありません。所轄の消防署に確認してください。

東京消防庁「新たに民泊を行おうと考えている皆様へ」 · 大阪市消防局「国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業に係る消防法令適合通知書交付申請の手引き」(火災予防条例第52条の記載あり) · 京都市消防局「京都市火災予防条例 運用基準」(令和8年3月)第54条 避難経路図の掲示等 · 名古屋市「(抜粋)火災予防条例、火災予防条例指導基準」第64条の2・指導基準64の2 · 札幌市消防局「札幌市火災予防条例の解説・指導指針」第59条の2(避難経路図の掲示等) · 札幌市火災予防規則 第12条の6・別表(付図8) · 福岡市消防局「民泊 よくあるお問い合わせ(Q&A)」④-1 · 総務省消防庁「民泊サービスを提供する方へ」リーフレット

図面 02図の向き

図の向き:正面にあるものが図の上

避難経路図は、掲示の前に立った人から見て、正面にあるものが図の上になるように作ります。こうすると、図の右が実際の右、図の左が実際の左になります。見た人が、図を頭の中で回さなくてすみます。

向きを決める法令の条文は見当たりません。ただ、京都の行政書士は、京都市消防局から「図面の向きに気をつけるように」と指導を受けたと書いています。検査に立ち会って分かった答えは「貼る側の壁が図面の上側になる」ことでした。

同じ間取りでも、貼る壁が変われば図の上下も変わります。寝室が2つあり、それぞれ別の壁に貼るなら、図も2通りになります。ドアの裏に貼る図と、ベッドの横の壁に貼る図も、向きが違います。

みやこ事務所(京都の行政書士)「簡易宿所の許可申請と避難経路図の向きについて」

向きをそろえる手順
  1. 先に、図を貼る壁を決めます(ドアの近くがおすすめです)。
  2. その壁の前に立ち、正面を向きます。
  3. 正面にある壁・窓・ドアが、図の上にあるか確かめます。
  4. 左にある部屋が、図でも左にあるか確かめます。

EvacMakerでは、貼る壁をクリックすると、正面にあるものが図の上になるよう自動で回転します。別の壁に貼る図は「別の掲示場所用に複製」で作れます。

図面 03貼り方のコツ
貼るときのコツ
  • ドアの近くに貼ると、部屋を出るときに目に入ります(消防庁のリーフレットも玄関ドアなどを勧めています)。
  • 高さは目の位置くらいに。名古屋市は「おおむね目の位置」と決めています。
  • 紙は破れたり汚れたりしないよう、ラミネートやフレームに入れます(名古屋市の指導基準)。
  • 家具の配置や間取りを変えたら、図も直して貼り直します。

大きく印刷したいとき

EvacMakerの出力はA4とA3です。名古屋市の廊下用(おおむね50cm角以上)や、札幌市の規則の別表(幅60cm以上・長さ80cm以上)の大きさが必要なときは、PDFを拡大して印刷してください。PDFはベクターなので、拡大しても線や文字がにじみません。

書く内容は書き方とチェックリストに、記号は記号・マーク一覧にまとめています。

図面 04よくある質問

よくある質問

避難経路図は、どこに貼ればいいですか?

宿泊室の中の見やすい場所が基本です。東京消防庁・大阪市・福岡市消防局は宿泊室内、京都市・名古屋市・札幌市は客室に加えて廊下や階段なども挙げています。消防庁のリーフレットは、玄関ドアなど分かりやすい場所に貼るよう勧めています。

図の向きは、どう決めればいいですか?

掲示の前に立った人から見て、正面にあるものが図の上に来るようにします。京都の行政書士は、京都市消防局から「図面の向きに気をつけるように」と指導を受け、貼る側の壁が図の上側になるよう印刷したと報告しています。

北を上にしなくていいのですか?

北を上にする決まりは見当たりません。見る人が迷わないよう、見る人の向きに合わせるのが実務のやり方です。方角も示したいときは、図に方位記号を入れます。

大きさと高さの決まりはありますか?

全国共通の決まりは見当たりません。名古屋市は、客室の図はおおむねB5以上、廊下などはおおむね50cm角以上、高さはおおむね目の位置としています。札幌市の規則の別表は、幅60cm以上・長さ80cm以上です。京都市は大きさの定めはないとしています。

1つの部屋に何枚貼りますか?

ふつうは1枚です。現在位置はその部屋に1つなので、部屋ごとに別の図になります。名古屋市の指導基準は、全体の枚数を「室数に各階の階段の数を加えた数以上」としています。